28. 敷地21坪に建つ、3F建てビルトインガレージハウス
見どころポイント
今回ご紹介する家は、天文館まで車で15分。利便性の高い住宅街に建つ3階建ての家。
家づくりのきっかけは、ご実家のすぐ裏手に約21坪の保留地が売りに出たことでした。
独り暮らしということもあり、それまで“自分の家”を持つことは全く考えていなかったそうですが、
漠然と、
“家賃がもったいないな”
“趣味の車&バイクの手入れをする場所が欲しいな”
とは思っていたのだそうです。
そんな気持ちが後押しして、土地の購入は決断したものの
いざ、家を建てようとすると問題は山積み。
複数のハウスメーカーに相談しても、狭すぎる敷地に「ガレージを作りたい」という希望が叶わない。
ガレージが作れないなら家を建てる必要があるのか…と自問自答の日々を送る中、
知り合いから「柔軟な家造りをしてくれるみたいだからNEOデザインホームに行ってみたら?」と勧められたことが壁を突破するきっかけになりました。
「予算の都合上無理かなと思うことも、担当の方がこちらのイメージを汲み取って代案を提案してくれたのが嬉しかったです。」と施主様。
だんだんと家づくりが進むにつれ、自分の趣味を最大限に楽しめる家が実現することに興奮した、と当時の思い出を教えてくださいました。
[施主様の家づくりのご要望]
・車とバイク2台が収まるガレージが欲しい
・ガレージで趣味を楽しむスペースができたら嬉しい
・隣接する実家へ行き来しやすいようにしたい
車&バイク好きの施主様が叶えた木造3階建てのビルトインガレージハウスを御覧ください。
Point 01
バイク&車と過ごす場所。夢のビルトインガレージ
この家の最大の特徴が「ビルトインガレージ」
そして最大の課題が、敷地21.3坪の中にバイク2台と車1台が入るスペースを確保することでした。
もちろん、ただ駐車するだけでなく、作業をすることや趣味仲間が訪れること、先々車を買い替えることも考慮した広さが必要になります。
そこで、敷地の間口いっぱいにガレージを作り可能な限りの広い空間をつくることに。
玄関は思い切ってガレージの中へ、階段へ直接繋がる場所に設置することで廊下も省くことができました。
ガレージは長い時間過ごすことを考えて、施主様が過ごしやすいように手洗い場やコンセントも取り付けています。また、天井にモニターを取り付け(車高の高い車も駐車ができるようモニターの設置場所も考慮)動画を楽しむこともできるように。
「ソファーを置くこともできました」と想像よりも広い空間だったことに笑顔の施主様。
新居で一番のお気に入りの場所になりました。
便利で快適なビルトインガレージは、車やバイク好きの方だけでなく、子育て世代や多趣味な方たちからも人気があります。
しかし、変化する家族や生活スタイルに適応できずに使い勝手が悪くなることも考えられます。
後々まで納得のいくガレージになるよう、メリット・デメリットを確認しながらの計画をお勧めします。
【今回のインナーガレージ施工で気をつけたこと】
・シャッターを降ろしたままエンジンをかけられるよう、排出ガスの逃げ道になる通気を計画
・将来の車種の変更も視野に入れた空間づくり
・シャッターの開閉やエンジン音を考えた寝室の配置(寝室は3Fに)
・ガレージから居住空間までの動線を短くする
Point 02
外からの視線を気にせずに過ごせる、快適な2Fリビング&3Fの寝室
2Fは約18帖のリビングとトイレのみ。
壁やドアを減らして大きな空間を作り、視線を遮らないようにすることで、圧迫感のないゆとりを感じられるリビングになりました。
窓の形状もハイサイドや滑り出し窓を取り入れ、隣家との視線遮りながら採光・通風も確保。何より居住空間が2Fになったことでとても日当たりの良いリビングです。
ガレージで趣味を満喫した後は階段を上がってリビングで仲間とお酒を飲むこともあるのだとか。
コンパクトな対面キッチンを採用したことで会話も弾みます。
3Fはプライベートな空間。寝室には3面にある窓から心地好い風が舞い込みます。
インナーバルコニーに干した洗濯物は取り込んでそのままウォークインクローゼットへ。
3F建て住宅のデメリットである上下階の移動を極力減らせるよう、生活動線を意識した効率の良い収納を作っています。
所在地 | 鹿児島市 |
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間取り | 3LDK+SC+2S |
敷地面積 | 70.4㎡ |
延床面積 | 113㎡ |