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建築実例

47. 奥行きを感じる、平屋の住まい

薩摩川内市に佇む、約32坪の平屋。

家族4人の新たな日常を描く舞台として、昨年誕生しました。

この地に「建てよう」と決めたきっかけは――

NEOデザインホームとの出会い。始まりは、偶然モデルハウスの前を通りかかったことでした。

当時、すでに4社ほどハウスメーカーを見学済み。「どこも良い」のだけれど、どうしても決め手に欠ける…。そんな中、ふと立ち寄ったNEOのモデルハウス。軽い気持ちの見学だったにもかかわらず、帰る頃には「ここにお願いしよう」とほぼ心は決まっていたそうです。

施主様の心を動かしたのは、重厚感のある落ち着いた木目の質感、そしてゆとりある空間デザイン。
「こんな家に住めたら、どんな毎日になるのだろう」と、理想の暮らしが一気に現実味を帯びた瞬間でした。

同時に探していた土地も、NEOの担当から理想的な角地を紹介され、一気に歯車がかみ合うように進んでいきました。陽当たりが良く、平屋にぴったりの敷地です。

【施主様のご希望】

  1. シンプルな動線の間取り

  2. 開放感と落ち着きのあるインテリア

  3. ひとつひとつの素材にこだわった住まい

そんな想いをカタチにした家づくり、どうぞご覧ください。

Point 1
空間演出のディテール

開放感のあるリビングを望まれていた施主様。川内モデルハウスのスキップフロアに心惹かれたこともあり、ただ広いだけでなく“縦の抜け感”を意識したご提案を行いました。

LDKはL字型。中央にキッチンを配し、ダイニング・キッチン・リビングの各エリアを緩やかに分けています。天井高を変えることで陰影が生まれ、奥行きのある空間に。開口部に下がり壁を設けず、視線が抜ける工夫も。

テレビ背面のアクセントクロスは、施主様が特にこだわって選んだポイント。素材感と色味が個性を引き立て、空間全体の雰囲気を豊かにしています。

[リビング]落ち着く場所にする為にあえて採光を抑えた。その分梁と勾配天井で開放感をつくる。
[リビング]落ち着く場所にする為にあえて採光を抑えた。その分梁と勾配天井で開放感をつくる。
[キッチン・ダイニング]キッチン上の間接照明がアクセント。天井高に変化をつけ開放感を生み出す。
[キッチン・ダイニング]キッチン上の間接照明がアクセント。天井高に変化をつけ開放感を生み出す。
[キッチン・リビング]カウンターのあるキッチン。いつも誰かがここに立ち止まり会話がはじまる。
[キッチン・リビング]カウンターのあるキッチン。いつも誰かがここに立ち止まり会話がはじまる。
[キッチン・ダイニング]洗面や通路への動線は扉や下り壁をなくし抜け感を大切にした。
[キッチン・ダイニング]洗面や通路への動線は扉や下り壁をなくし抜け感を大切にした。
[ダイニング]キッチンとI型に並ぶダイニングの背面に洗面スペース。お子様がいるご家庭ではとても便利。
[ダイニング]キッチンとI型に並ぶダイニングの背面に洗面スペース。お子様がいるご家庭ではとても便利。
[ダイニング]2面採光で明るいダイニング
[ダイニング]2面採光で明るいダイニング
[リビング・和室]床の間を設けた和室。節句人形や花を飾って暮らしの余白を楽しむスペース。
[リビング・和室]床の間を設けた和室。節句人形や花を飾って暮らしの余白を楽しむスペース。
[リビング・和室]リビングと繋がる和室。その横にリビング収納。
[リビング・和室]リビングと繋がる和室。その横にリビング収納。
[リビング]勾配天井と梁、アクセントクロスはこだわり抜いたお気に入り。
[リビング]勾配天井と梁、アクセントクロスはこだわり抜いたお気に入り。

Point2
シンプルな動線設計

毎日の家事は思った以上に“行ったり来たり”の連続。だからこそ、暮らしに寄り添った動線設計が大切です。

[洗濯]

脱衣室を広めに取り、室内干しスペースを兼ねることで、ランドリー室を設けずに動線をシンプルに。外干し・中干しの両方に対応できる工夫も施されています。

[洗面+ダイニング+キッチン]

小さなお子様を見守りながら家事ができるよう、オープンな洗面スペースをダイニングのすぐそばに配置。手洗いや歯磨きの声掛けも自然にできる距離感です。来客時にも見せたくなる、施主様こだわりの造作洗面台が印象的です。

[パントリー]

生活感が出やすい雑多な物は、扉付きのパントリーへまとめて収納。リビングから見えにくく、スッキリとした空間をキープできます

[洗面]造作の洗面。脇の壁にニッチの収納棚。
[脱衣・ランドリー]ちょうどキッチンの裏側にあたる場所に水廻りをまとめている為動線がコンパクト。
[シューズクローゼット]収納は2箇所。使用頻度に応じて使い分けが可能。
[玄関]フィックス窓からの日差しで明るく清々しい玄関

Point3
素材感にこだわる

この家づくりで、施主様が特に大切にされたのが「素材感」。その想いは、空間全体に丁寧に息づいています。

例えば、外観にはシンプルな平屋デザインを際立たせる、表情豊かなテクスチャーの外壁を採用。遠目にも美しく、近くで見るほどに素材の味わいが伝わる仕上がりに。

また、内装にも一つひとつ素材を選び抜いたこだわりが感じられます。目に触れ、手に触れる部分だからこそ、“好き”と思える質感に徹底的にこだわり抜かれました。


そんなこだわりのすべてが形になった家が、ついに完成。

「細部までこだわりたくて、担当の方にたくさんの要望をお伝えしたのですが、ひとつひとつ丁寧に受け止めて、すべてカタチにしてくださったことにとても感謝しています」
と施主様。

「完成した我が家はいかがですか?」という問いには、ためらいなく返ってきたこの一言。

「理想以上です。」

角度により、外壁の凹凸に陰影が生まれ表情が変わる。
角度により、外壁の凹凸に陰影が生まれ表情が変わる。
外壁、フェンスブロックや土間、ひとつひとつの素材の調和が表情を造る
外壁、フェンスブロックや土間、ひとつひとつの素材の調和が表情を造る
Data
所在地 薩摩川内市
敷地面積 255.18(77.19坪)㎡
延床面積 108.06(32.08)㎡
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