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建築実例

54. 深い軒がつくる、庭と寄り添う平屋の暮らし

庭の植栽が風に揺れる、重厚感ある平屋の玄関。
インターフォンを押すと、小さな手で一生懸命ドアを開けて迎えてくれる姿が印象的でした。
その後ろから奥様が笑顔で現れ、家族の温かな日常が垣間見えます。

【家づくりを考えたきっかけ】

共働きで忙しく、帰りが遅い日もあるご夫婦。小さな子どもを外で思いきり遊ばせたい気持ちはありながら、時間や体調の都合で叶えられないこともありました。そんな暮らしの中で、「庭のある一軒家なら、もっと安心してのびのび育てられるのでは」と考えたことが、家づくりのきっかけになりました。

【家造りの決め手】

「最初は、他社の雰囲気にも惹かれていました」と奥様。
もともとインテリアがお好きで、以前からSNSでたくさんの情報をチェックしていたそうです。その中で気に入った会社もいくつかあり、実際に見学にも足を運んだのだとか。けれど、担当者と話してみると、それぞれの会社に独自のルールがあり、少し窮屈に感じることもあったといいます。

そんな中で出会ったのが、NEOデザインホーム。
「軒の出にこだわっていた私たちに、模型を作ってきて説明してくれたんです」
まだ契約前の時期だったにもかかわらず、担当者の熱意ある対応に驚いたそうです。

「どうして私たちがこうしたいのかを理解してくれて、そのうえで提案してくれる。メリット・デメリットを隠さず丁寧に説明してくれたことも信頼につながりました」

さらにNEOデザインホームで家を建てた知人からの前向きな感想もあり、「ここなら理想を叶えられる」と確信して決断されたのだそうです。

【施主様のご要望】

1.子どもがのびのび過ごせるように、軒を深く取り、庭とつながるリビングをつくりたい。

2.共働きのため効率の良い動線を。帰宅後のルーティンを反映させた間取りにしたい。

3.「理想を叶える」現実的な資金計画で、無理のない家づくりをしたい。

建設中は上棟式で『餅まき』を行なった施主様。
お子様にも、親戚やお友達にも大切な思い出となり『参加できて良かった』と今でも声を掛けられるのだとか。
思い出のある地で、新しい生活をスタートした施主様の家造りを御覧ください。

 

南側の庭はフェンスで囲み、お子様が安心して遊べる空間にしている。
南側の庭はフェンスで囲み、お子様が安心して遊べる空間にしている。

Point 1
深い軒と庭につながるリビング

ご夫婦が最もこだわったのは「庭とつながるリビング」。
軒を深くとることで、夏の強い日差しを遮りながらも心地よい光と風を取り入れることができます。雨の日でも軒下で子どもが遊べる空間となり、暮らしに安心を添えています。

当初は3.5mの軒の出を希望されていましたが、居室への採光とのバランスを考え、2.7mでご提案。結果として、真夏でも直射日光が入り込まず、一年を通して快適なリビングが実現しました。

さらに、リビングから庭を眺めたときに、室内の天井と外の軒がひと続きに見えるように窓をデザイン。内と外の境界が自然につながり、家の中にいながら庭の開放感を味わえる空間が完成しました。

こうして実現したリビングは、まさに「子どもがのびのび過ごせる空間」というご要望の答えに。
家事をしながら庭で遊ぶ姿を見守ることができ、この夏はプールを出して水遊びも楽しんだそうです。また、ご夫婦でデッキに腰掛け、お茶を飲みながら過ごす時間も生まれたとお話してくださいました。

[LDK]庭を身近に感じるリビング。天井と軒がつながるラインが開放感を生み出す。
[LDK]庭を身近に感じるリビング。天井と軒がつながるラインが開放感を生み出す。
[キッチン→リビング]キッチンからは、リビングだけでなく、庭にも目が届く。
[キッチン→リビング]キッチンからは、リビングだけでなく、庭にも目が届く。
[リビング]勾配天井の一部を板張りにし屋外の軒とつながるデザイン。
[リビング]勾配天井の一部を板張りにし屋外の軒とつながるデザイン。
[キッチン→パントリー]キッチンからパントリーを通りシューズクロークへつながる。
[キッチン→パントリー]キッチンからパントリーを通りシューズクロークへつながる。
[ダイニング]天板の木目から選んだ、オリジナルのダイニングテーブル
[ダイニング]天板の木目から選んだ、オリジナルのダイニングテーブル
[キッチン]背面に設けた大容量の収納が、整理整頓の味方。
[キッチン]背面に設けた大容量の収納が、整理整頓の味方。
[和室]将来を考えてフラットにした畳スペース。ロールスクリーンで仕切ることも可能。
[和室]将来を考えてフラットにした畳スペース。ロールスクリーンで仕切ることも可能。
[ワークスペース]パントリーとキッチンの間に設けている。プリンター類もここに。
[ワークスペース]パントリーとキッチンの間に設けている。プリンター類もここに。

Point 2
ルーティーンから生まれた生活動線で、暮らしがぐんとラクになる仕組み

ご夫婦共にお仕事がある施主様。忙しい毎日をサポートするため、毎日のルーティンを丁寧にヒアリングし、動線を計画しました。
ご主人様はお仕事柄、多くの方に接するため、菌やウイルスを自宅に持ち込まないよう気を付けているそうです。帰宅するとまず荷物を置いてガジェットを充電し、仕事着から着替え、手や足を洗う習慣があります。そこで玄関からシューズクローゼットを通って浴室へと抜けられるように間取りを計画しました。途中にキッチンへとつながるパントリーも設け、買い物帰りの奥様にも便利な動線です。また、浴室→ランドリー室→ウォークインクローゼット→洗面所と通り抜けできる仕組みを設け、キッチンからぐるりと回遊できるようにしました。「洗面所」を独立させたおかげで来客時も気兼ねなく使っていただけるようになり、お客様にも好評です。動線の工夫で家事の負担が軽くなり、暮らしに余裕が生まれたのだそう。
「本当に家を建てて良かったと実感します」と嬉しいお言葉をいただきました。

 

[玄関]吊り引き戸の採用でスッキリ。
[玄関・シューズクローゼット]扉を開けるとウォークスルー収納が続く
[シューズクローゼット]両面可動棚で
[脱衣&ランドリー室]洗濯物はほぼ室内干し。移動がなく便利。
玄関を入って正面が仕事部屋入口。
お客様と共有するためシューズクロークでスッキリ。

Point 3
現実的な資金計画が叶える、理想の暮らし

家づくりの初期段階から、外構や家具まで含めた資金計画をしっかり立てていたご夫婦。契約前に他社でも概算の見積もりを取ってみましたが、住宅メーカーによって金額の感覚がかなり違っていたといいます。特に本体工事以外の予算、なかでも外構費は控えめに見積もられることが多く、不安を覚えたそうです。
そんななかNEOデザインホームでは「外構費もこれくらいはかかりますよ」と率直にアドバイスをもらえ、逆に安心できたと奥様は振り返ります。適正な価格で計画を行っていたため、実際の家づくりでは予算の都合で諦めることもなく、希望通りの庭や家具を実現できました。
「予算にズレがなかったので、一枚板のテーブルもちゃんと叶いました」と笑顔の奥様。このテーブルを置くことを前提に、キッチンやリビングのコーディネートを考えたそうです。写真の通り、外構も当初の希望通りに完成しました。

また、ちょうど国の子育て支援補助金の申し込み期間と重なったことも大きかったとお話してくださいました。
補助金を利用し太陽光パネルと蓄電池を設置。災害時の安心感が増すと同時に光熱費も賃貸時より大きく下がったと教えてくださいました。

[外観]植栽が玄関まで誘導する、趣のあるアプローチ。
[外観]植栽が玄関まで誘導する、趣のあるアプローチ。
[外観]屋根には太陽光を設置。90%以上の発電ができている。
[外観]屋根には太陽光を設置。90%以上の発電ができている。
Data
所在地 鹿児島県鹿児島市
間取り 3LDK+WIC+SIC
敷地面積 888.33(268.7坪)㎡
延床面積 118.06(35.71坪)㎡
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